朝、起き上がれない痛みの正体
「お尻と腰が痛くて、起き上がるのが一番つらいんです」
M様がそうおっしゃった時、本当に苦しそうな表情をされていました。長い時間続く痛み、しかも左右両方。少しでも楽になればと、ご自身でベッドのマットを柔らかいものに変えてみたそうです。
ですが結果は逆効果。「これだと、ちょっとより痛くなる」というほどの言葉が出るくらい、状況は悪化してしまったのです。
良かれと思ってやったことが裏目に出る。これほどつらいことはありません。自己流の対処には限界があるのだと、M様は痛感されていました。
実際に姿勢を拝見すると、背中が大きく曲がっていました。左側にも右側にも、筋肉の強い緊張が見つかりました。痛みのある場所だけを見ていては、本当の原因にはたどり着けません。
ずっと同じ姿勢を続けることで、体の一部に負担が集中してしまう。これが詰まりとなり、やがて痛みとして表れてくるのです。お尻や腰の痛みも、実は日々の姿勢や体の使い方に根っこがあることが少なくありません。
M様には、座る時の椅子の位置や、脇を締める姿勢など、その場ですぐに実践できる体の使い方をお伝えしました。そして、なぜその姿勢が負担につながるのかも、ひとつずつご説明しています。
「ここが詰まっていくんです」という気づきは、ご本人にとって大きな発見だったようです。痛い場所だけを揉みほぐすのではなく、全身のつながりから姿勢の崩れを見つけ出し、無理のない力で整えていく。これが根本から整えるための道筋です。
痛みと向き合う毎日から、少しずつ体が軽くなる毎日へ。そのお手伝いができることが、私にとって何よりの喜びです。
高松エリアでも、同じような朝のつらさを抱えている方からのご相談が増えています。思い当たる方は、どうぞお気軽にお声がけください。
